ようこそ夢かふぇへ
【第五話・完結】
今日で、このシリーズは完結です。
第一話から読んでくださった方、本当にありがとうございました。 今日も、最後までお付き合いください。
あなたは今、買う側ですか。
それとも、選ばれる側ですか。
誰かが設計した出口から、セミナーを申し込んで、講座を買って、コンサルに申し込む。それは買う側です。
では、選ばれる側になるには何が必要か。
今日は、その答えを書きます。
初めての方は、第一話から読んでいただくと、もっと伝わると思います。でも、ここからでも大丈夫です。
1|マクドナルドで行くか、スタバで行くか
出口を設計する前に、一つだけ決めることがあります。あなたはどっちで行きますか?
マクドナルドは価格で勝負します。早い、安い、たくさん。数をこなす。大量行動が必要です。でもその分、誰でも入れる。間口が広い。
スタバは空間を売ります。価格じゃない。そこにいる時間を売っている。だから最初から、あり方を決めないといけない。
空間の作り方、言葉の選び方、どんな人に来てほしいか。全部が一致していないと、すぐにバラバラになっていく。
どちらが正しいわけじゃない。
でも、どっちで行くかを決めずにいると、価格でも空間でも中途半端になる。どちらにも刺さらないまま、大量行動だけが増えていく。
そしてもう一つ。これは変えられません。
マクドナルドのやり方で進んだら、途中でスタバのやり方には変えられない。逆も然り。だから最初に決める。それだけの覚悟を持って、決める。
起業家として名前で立つなら、どちらかは自ずと見えてくるはずです。
2|名前を変えようとした日
実は私、一度だけ名前を変えようとしたことがあります。
Clubhouseを始めた頃のことです。「孝子」という名前が気になって、少し変えて書いたことがありました。親からもらった名前なのに、なんとなく嫌で。
その時、師匠にこう言われました。
「本名は親から頂いた大切なもの。それを変えて成功している人は一人もいない」
言い切りでした。例外なし。
その言葉が、ストンと落ちました。それ以来、名前を変えようと思ったことは一度もありません。
ここで少し、副業で活躍している方たちの話をさせてください。
副業で活躍している方たちの緻密さと行動力は、本当にすごいと思っています。私には真似できないことを、軽やかにやってのける。心からリスペクトしています。
ただ、目指している場所が違うのだと思います。
起業家は、顔を出して名前で立ちます。
自分のアイデアを形にして、新しい価値を生み出していく。時代が変わっても、自分という軸で立ち続ける。それが起業家のやり方です。
だからどちらが正しいという話ではありません。どちらで行くかを、決める話です。
3|出口より先に決めること
出口を作ることと、選ばれることは別だった。私がそう気づいたのは、ある話を聞いてからです。
フロントエンドをどう設計するか。 ミドルエンドに何を置くか。 バックエンドをいくらにするか。
それより先に、決めることがあります。
あなたの名前で、立ちますか?
本名を出す。自分の言葉で立つ。発信し続ける。その覚悟が先にないと、どんなに出口を設計しても、砂の上に建てた家になります。
師匠からこんな話を聞きました。
毎日30記事を、あらゆる媒体にアップしていく。同じ記事を回すのではなく、各媒体に合わせた記事を、毎日30本。全部の動線をつないでいく。そうすると、何もしなくても、ちゃりんちゃりんとお金が入ってくるようになる、と。
セミナーで聞きました。コンサルでもコーチングでも聞きました。何度も何度も聞きました。だから今も、体に刻まれています。
今の時代、AIがあれば30記事なんて簡単やと思うかもしれません。
でも違います。
各媒体のアルゴリズムに乗せながら、SEOも考えながら、自分の思想を込めながら、媒体ごとに書き方を変えて、毎日30本。
それを聞いたのは5、6年前のことです。今はその倍以上になっているはずです。
AIは記事を書けます。心に届けることもできるかもしれない。でも読んだ人が動いて、会いに来る。そこまでを生み出せるのは、人の力です。積み上げてきた名前の力です。
それを毎日やり続けること。その凄さが、今の私には分かります。
その話を聞いた瞬間、私は思いました。
めちゃめちゃ頑張らなあかんやん、と。
近道を探してた自分が、一瞬で消えました。
4|やった人が言うてるから、本物やと分かる
毎日30記事。全部つなぐ。
感動した、すごいと思った、それだけじゃない。実際にそれをやり続けた人が、今も現役のプレイヤーとして目の前にいる。だから本物やと分かる。頭の知識じゃなくて、体に入ってくる。
その師匠には、出版の話が来ます。大手企業からセミナーの依頼が来ます。講演の依頼が来ます。そして一記事アップするだけで、ご相談者が来ます。
かつて師匠に言われました。
「一記事でお客さんが来るようになってるのか」
厳しかった。でもその言葉の意味が、今は分かります。目の前の読者に対して全部を込める。手を抜かない。魂を込める。それが積み上げになって、その一つひとつが、あなたという存在を作っていく。
私自身、今こうして記事を書いています。実際に一記事をきっかけにご相談をいただくことが出てきました。他の媒体からも来てくださっています。
一記事の裏に、積み上げがある。
5|どっちで行くか、決める
名前を出さずに、時代の波に乗り続けるのか。 名前を出して、時代が変わっても残っていくのか。
出口の設計は、その後でいい。
名前で立つと決めた人には、フロントもバックも関係なくなっていく。一記事が出口になる。一つの発信が出口になる。あなたという存在そのものが、出口になっていく。
「白石孝子に相談したい」
その一言で来てくれる。それだけでいい。
師匠もそうです。無料セミナーも、フロントエンドもない。相談したい人が、ピンポイントで来る。名前で立ち続けた人の先に、そういう景色がある。
名前で立つと決めた日から、人は自由になります。
誰かの設計した出口に入るのではなく、自分という出口を持つ側へ。その積み上げの先に、ちゃりんちゃりんがある🤭
あなたが今日積み上げたものが、いつかあなたそのものになります。
次回のお話も、ここで綴ります💐
📚参考文献
・Al Ries & Jack Trout(アル・ライズ&ジャック・トラウト|1981) マーケティング戦略
『ポジショニング戦略』
マーケティングの父と呼ばれる二人が提唱した理論。一度決めたポジションは変えられない。顧客の心の中に独自の場所を占めることが、ブランドの競争優位になる。
・Robert Cialdini(ロバート・チャルディーニ|1984) 社会心理学
『影響力の武器』著者。
人は専門家や実績のある人物の言葉を信じやすく、肩書きや評価が判断に影響を与える(権威性の原理)。
・Solomon Asch(ソロモン・アッシュ|1951) 社会心理学
人は集団の意見に影響を受けやすく、周囲が信じているものを信じやすい(同調実験)。
📖前回の第四話はこちらです↓
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。 また、ここ夢かふぇでお会いしましょう☕️💐
💐はじめましての方へ。
ここは、Substack「夢かふぇ」。
店主の白石孝子です。
歴史、経済、世界の流れ。一般メディアではまだ大きく語られていないことを、カウンターで語りかけるように綴っていきます。
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白石孝子|たーちゃん
Takako Shiraishi
#13









孝子さん!「マクドナルドで行くか、スタバで行くか」の話、すごくわかりやすいです。どちらが正しいかではなく、どちらで立つかを決める。名前で選ばれる人になるには、そこが大事ですね✨
白石さん、完結回まで読んで、「出口より先に、名前で立つ」という言葉が残りました。
導線や設計の話に見えて、実はかなり人間くさい話ですね。
どの仕組みに乗るかより、自分がどう見られる覚悟を持つか。
「一記事の裏に、積み上げがある」という一文もよかったです。
発信は毎回の投稿でありながら、同時に、過去の自分が全員で後ろから支えているようなものですね。
ドアを作る前に、まず表札を出す。そんな読後感でした。